はじめに
現在、世界では数百を超える仮想通貨が発行されており、日本でも法整備が進んで通貨として認められるなど、盛り上がりを見せています。今回は数百ある仮想通貨の、取引量ランキングトップ5の特徴を紹介します。
ランキング第1位BTC(ビットコイン)の特徴
ビットコインはブロックチェーン技術という画期的な技術を応用した、データの改ざんが極めて難しく発行主体がいない分散通貨です。ビットコインにおける新しい通貨の発行や、取引の詳細情報のすべてがネット上に分散・保存されます。ひとつの大きな取引台帳が存在しているイメージです。
ランキング第2位Ethereum(イーサリアム)の特徴
イーサリアムは、スマートコントラクトという技術を利用しているのが特徴です。 取引で行われる契約を自動で実行・保存する機能で、この機能を使うと、誰にいつ送金するといった契約内容を自動的に実行します。実行内容はネット上に保存されます。 中央機関を介さずに契約内容を自動的に実行できるという点が、イーサリアムの大きな特徴です。
ランキング第3位Ripple(リップル)の特徴
リップルの特徴は、ブリッジ機能があることです。この機能で、ビットコインのような単一のオンライン通貨ではなく、リップル内でドルやユーロ、円などの法定通貨はもちろんのこと、ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨と交換することもできます。リップルが中間通貨の役割を果たし、他の通貨との送受信を素早く行うことができるのです。
ランキング第4位ビットコインキャッシュ(BCH)の特徴
ビットコインキャッシュは、ビットコインが分裂してできた新しい仮想通貨です。ビットコインの特徴をそのまま受け継ぎ、1ブロックの取引量が1MBから8MBに拡張、ハードウェアウォレットの安全性が向上など、いくつかの機能が新たに加わっています。 ビットコインはもともと、取引量が増えてきたことによる取引スピードの低下など、スケーラビリティが問題になっていました。 ブロックサイズの上限を8MBに拡大することにより、取引速度低下の問題を解決できるとして、生み出されました。
ランキング第5位Litecoin(ライトコイン)の特徴
ライトコインの特徴は、送金時間が短いことです。ビットコインの送金には約10分の時間を必要とします。対してライトコインは約2.5分で取引でき、日常的な支払いでも利便性を損なうことなく利用することが期待されています。
まとめ
いかがでしたか?仮想通貨にはそれぞれ特徴があり、これからもさらに便利な機能がついたものが出てくることでしょう。近年はメディアにも取り上げられるようになり、徐々に日常に溶け込んできています。これからますます盛り上がり、進化していくことに期待です。