財務省と中央銀行が暗号通貨の導入を検討中

イスラエル財務省とイスラエル銀行による、国家が主体となる暗号通過の導入を検討中であると、匿名を条件にインタビューに応じた3名の政府当局者により語られました。イスラエルで問題視されているマネーロンダリングや脱税の原因となる現金依存を減らすことが目的です。

2018年1月に政府へ提出される法律に、国が発行主体となる暗号通貨を合法化する条項の追加を、財務省は検討中。この条項を通じ、仮装通貨の作成と国民への利用促進に向けた可能性を検証していく予定です。

イスラエルの地下経済

イスラエルでは、国内総生産(GDP)の22%程度が地下経済と推計されており、数年前から政府が、現金の流通量を減らす取り組みを続けています。

暗号通貨導入は正しい判断

暗号通貨を導入したからといって、マネーロンダリングや脱税を完璧に防ぐ事は難しいでしょう。しかし現金の管理コストなどを考慮すると、政策によるメリットは大きいと言えます。

»ビットコインによるマネーロンダリングを防ぐことは難しいが、デジタル決済のメリットは大きい

偽札が蔓延した中国で電子決済が浸透したように、今後、イスラエルが暗号通貨決済の先進国になる可能性は十分に考えられます。

source:citech

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