fbpx

ブロックチェーン 企業 海外

企業向けブロックチェーン・ソリューションを考える時の6つの疑問(ConsenSysメディア)

投稿日:2018年5月17日 更新日:

企業向けブロックチェーン・ソリューションを考える時の6つの疑問

※この投稿はConsenSys社の同意のもと「6 Questions to Ask When Considering Blockchain Solutions for Enterprise」を翻訳した記事です。

ブロックチェーンは最近で最も有望な技術革新の一つで、革新的なスタートアップや昔からの機関などが関心を寄せています。業界を牽引する企業の名を挙げると、テック業界のマイクロソフト、金融機関のJPモルガンやサンテンダール銀行、そしてシンガポールやドバイ、ブラジルといった国家までもブロックチェーンに興味を持っていますが、新興の技術ゆえに特有な変わった点や障壁があるのです。全アーリーアダプター達が直面するであろうこの障壁は、博識なビジネスリーダー達をも”考えさせてしまうでしょう。

ConsenSysは近いうちに企業がブロックチェーン技術を導入する時に直面する重要な課題について掘り下げる予定です。まずはじめに、これらの問題を軽くおさらいしておきましょう。

1.最も有用性のあるブロックチェーンのプロジェクトをどのように立案するか?

ブロックチェーン技術はまだ未熟です。ブロックチェーンのアプリケーションを作るには従来のクラウドアプリを作るよりも、多くの場合、時間もお金もかかります。成功するアプリケーションは効率が良くなるだけでなく、現状に対して十分な影響を与えなくてはなりません。それはつまり、正しい解決法を探す前に正しい問題を見つけなくてはならないということ。大変な価値を生み出すユースケースもありますが、テクノロジーの本当の力を活かすための正しい問題を選ぶことが大切だということを忘れてはいけないのです。

コンセンシスにて何かを作る前に、私達はまず投資に対してリターンが得られるかどうか、ブロックチェーンのユースケースを評価します。ビジネスのプロセスやブロックチェーンの能力を可視化することでそれを行います。例えば、デジタル署名、分散型の改ざん不可能な台帳、スマートコントラクト、トークナイゼーション、分散型IDです。私達は基本的なブロックチェーンのブロックの生成がアプリケーションに多大な利益を与え、現実の問題を解決する方法を明確に示せるアプリケーションを追求するのみです。

成功するために重要なことは、未来に思いを馳せることです。分散型ネットワークではビジネス・プロセスはどのように変わるでしょうか?大抵の場合、これらのネットワークは現在のビジネス・プロセスとは根本的に違い、そしてより良いものになるでしょう。工数や仲介、コストは大幅に減り、資本を開放しユーザー体験を向上させてくれるはずです。

2.どのテクノロジーを使うべきか?何が基準なのか?

今日、クライアントは2つのテクノロジーが圧倒的な「デファクト・スタンダード」として君臨していることを教えてくれます。IBM Hyperledger Fabricとイーサリアムです。コンセンシスでは、後者のイーサリアムでアプリケーションを作ります。プライベートネットワークも、より大きなパブリックネットワークのどちらも作ります。

私たちがイーサリアムを使う理由は主に以下の3つです。

  • イーサリアムは一般的な目的で作られた唯一の分散型スマートコントラクトプラットフォームである。
  • イーサリアムを使えば、プライベートチェーンを展開させて、パブリックチェーンのDAppsと連合チェーンを両立できる。
  • イーサリアムは世界的に最も多くの人材があるので、プラットフォームを急成長させることや、インプリメンテーション・パートナーの観点から企業に選択肢を提供することができる。

この連載の後半で、私達はFabricとイーサリアムの違い、パブリック・イーサリアム・ブロックチェーンとプライベート・インプリメンテーションの違いについて掘り下げようと思っています。

3.ブロックチェーン開発チームをどう編成するか?

残念ながら、増えてゆく需要に対して、ブロックチェーンの開発者は足りていません。逆に言えば、ブロックチェーンのアプリケーション開発の大多数は一般のウェブ開発(ブロックチェーンはアプリ全体のうちの一面にすぎない)と歩調を合わせているというのはいいことです。しかし、プロジェクトを実現するためには熟練したブロックチェーン設計者になることが必要です。

コンセンシスには、世界中の開発者をブロックチェーン開発者に育成するためのコンセンシスアカデミーという発達したプログラムがあります。2018年第4四半期に企業向けにこのプログラムを提供します。この連載の後半で、どのようにチームを組むべきか、ブロックチェーン開発者になるには何が必要か、我々の間もなく開始する企業向け育成プログラムを通じてお伝えしようと思います。

4.企業向けにどんなサポートやサービスがあるのか?

企業のためにただアプリをつくるというだけでは十分ではありません。アプリケーションは生産に活用され、サポートされる必要があります。コンセンシスは開発者サポートからシステム診断やモニタリングに至るまで、包括的なサポートサービスの提供に注力しています。

開発者サポートには、以下のものが含まれます。①ブロックチェーン技術、コア・コンポーネントやデベロッパー・ツールの知識の基本、②フォーラムを通じたコミュニティサポート、③破損時保証を含む技術サポートエンジニアによる対面でのサポート

システムサポートはコンセンシス・エンタープライズの顧客に対して提供されます。また、Viant.io(私達の資産管理や製品追跡)などのコンセンシスのアプリケーションのために開発されています。

5.最先端の開発のためにどんなインフラが使えるのか?

最近まで、企業のブロックチェーン・ソリューションを開発するためには、一から作らなければなりませんでしたが、この状況は変わりつつあります。数多くの分野のブロックチェーン技術に投資する企業の世界的なコンソーシアムである、Enterprise Ethereum Alliance (EEA)は、これらの問題に取り組むために組織されました。

EEAは、業界水準の、オープンソースで誰でも使えるブロックチェーン・ソリューションを作っています。このソリューションは将来のビジネスの基礎となるでしょう。ワーキングチームはブロックチェーンやスマートコントラクトの法的な面、銀行業やサプライチェーンといった産業分野、そしてもちろんプライバシー、権限付与、ネットワーク基準などの核となる技術的問題に取り組んでいます。

6.どのような開発環境を用意すべきか?

ConsenSysでは多くのハッカソンや育成プログラムを世界中で実施しています。習熟曲線において私達がよく目にする主なハードルがあります。多くの開発者はツールを選ぶことや最適な環境を構築することに苦労しています。これは特にコンセンシスや他のグループが注目している部分です。この連載では、ブロックチェーン・スタックのレイヤーを手伝い、信仰のツールがどのように既存の開発環境やフレームワーク(連続的な統合やフレームワークのテスト、自動化されたデプロイやdevops)に統合されうるのかを説明します。

あなたの組織でブロックチェーンを取り入れることを検討しているならば、これらの問題について考え始めてみましょう。上記で述べたような重要な問題のそれぞれへのコンセンシスの視点について、もっとお届けしますのでご期待ください。共により良い方向へのヴィジョンを創っていきましょう。

オリジナル記事

イベント情報をチェック

-ブロックチェーン, 企業, 海外

関連記事

ビットコインの未来はどうなる!?国別の仮想通貨への法律見解2017

はじめに 仮想通貨の法的な取り扱いは国によって大きく違います。また、試行錯誤しながら急激なスピードで法整備が進んでいます。 主要な国々の仮想通貨の法整備はどうなっているのか見ていきましょう。 世界の仮 …

イスラエルがビットコインを課税対象に!先進国の課税状況とは?

ビットコインは資産? 「通貨」ではなく「資産」 イスラエル政府は2月19日、「仮想通貨は資産とみなし、その販売は売却にあたり、売却による利益は資本所得と分類される」とする考えを示しました。 つまり、仮 …

AI(人工知能)× ブロックチェーンがもたらす医療革命

高齢化が進む日本の抱える医療問題 高齢化が進んでいる中で、医者不足は深刻化しています。診療してもらいたくても予約をとりづらく、公的保険のない国では費用が高すぎるあまり、治療を受ける事ができない人さえい …

ブロックチェーンが実現するスマートライフ | Blockchain EXE in シンガポール – 8.16

ブロックチェーンとスマートライフへのエンパワーメント 仮想通貨の価格への加熱は落ち着きながらも、ブロックチェーン事業に参入するスタートアップ・大企業は増えています。 政府・民間の先進的な連携が進んでい …

本気で学びたい人必見!おすすめブロックチェーンイベント・セミナー 2017〜2018年版

タイプ別!ブロックチェーンおすすめイベント・セミナー5選 人工知能(AI)は非常に人気ですがブロックチェーンもかなり盛り上がりを見せてきました。暗号通貨や取引所等の金融分野以外からもブロックチェーンを …

イベント情報をチェック
プロフィール
Blockchain EXEはブロックチェーンの動作原理・基礎・応用など技術面の共有に重きを置いたエンジニアコミュニティです。
FBコミュニティ