Bytom, TensotoryとブロックチェーンのAIエッジについて | Yu Lang氏

エッジコンピューティングとブロックチェーンの相性は完璧だ。これは今回のイベントでYu Lang氏が残したメッセージの一つです。

本イベントは2018年9月16日に上海九寨溝訓練センターで行われ、Blockchain EXEと8BTCがTomatoWalletやBytom,Cortexの協力を得て開催されました。

“Chainge”は元々8BTC(中国で最も影響力のある独立した”ビットコイン,ブロックチェーン,暗号通貨”に関するニュースサイト)が始めたオフラインイベントで、業界や企業間でブロックチェーンの熱い話題について議論する場として設けられていました。

オフラインのミートアップやハッカソン、ブロックチェーンサミットを開催するにあたって、主催者は業界の専門家たちがブロックチェーンの分野における知識の共有、高水準の開発をし、革命を起こすことを望んでいます。

Lang氏は西安大学のコンピュータサイエンスの修士号を取得しています。2012年から2014年にかけてAlibaba Alipayのシニアシステムエンジニアを経験したのち2014年2月に8BTCの設立チームに加わりました。

Yu Lang氏がCTOを務める中国企業Bytomの例と洞察を用いて、本講演ではブロックチェーンがAIエッジコンピューティングに無限の影響を与える方法について言及しました。

Bytomとは?

Bytomは資産ドメインを対象とする特殊な公開チェーンプロトコルです。これはBit Assets(デジタルの資産)とAtomic Assets(実際の資産)の橋渡しをすることを目的として設計されています。自前の通貨を流通させたいユーザー組織が対象で、世界中に約10億もの市場があると推定できるでしょう。

Bytomの構造

  • 資産の一意性→デジタル資産の一意性と所有権。BitとAtomの境界線を壊す
  • UTXOモデル→UTXOモデルに基づいて柔軟性と制御性を示す
  • スマートコントラクト→自動契約のためのユニークなデザインベースの金融資産
  • AIハッシュPoW→AIとブロックチェーンの境界を壊したコンセンサスアルゴリズム”Tensority”

Tensority : テンソル計算に基づくコンセンサスアルゴリズム

なぜPoWが必要なのか

  • Bytomはプロトコルであり、ぱブロックチェーンの基本要件は「無許可」なのでPoWの条件に一致します
  • フォースバリアは公的なチェーンエコロジーを構築するのに最も適しています
  • このプロトコルは単一のポイントブレークダウンとは別の反復を自身で更新することができます

新しい計算の必要性

  • 従来のビットコインのコンセンサスアルゴリズムではSHA256の結果が必要でした。この結果には有効性はありません。(妥当性が必要)
  • Bitcoinのマイニングマシンの反復は高速で、ハードウェアに多くの無駄が生じます。(ハードウェアの再利用)
  • パブリックチェーンの完全ノードコミュニティーは重要な指標です。多くのユーザーを惹きつける必要があります。

テンソルはどのようにしてバリアを破壊するのか

テンソル計算の中でも特にマトリックス乗算は深層学習の中核です。Tensorityのアーキテクチャは、256x256x256行列乗算をベースに構築されています。受け取った最終結果は、SHA256を使用して最終計算を実行するために使用されます。これは西南交通大学と協力して証明されました。

Tensorityのコンセンサス構造は、AIハードドライブの高速化に適しています。AIによるコンセンサス計算はビジネスにもなりうるでしょう。

Vectordash&Snark AIは、深層学習ユーザーからGPU計算を請け負っており、テンソルはTPUとGPUが共存する独自のチップAI-SICを保有しています。これは要件に基づいて調整可能で、2つの異なるタスクすなわちマイニングBTMとAIアクセラレーションの内から選択できます。

AI計算装置の大半はBytomのノードになると考えられているため、これらの2つのタスクが必要です。特にFace IDが登場してから多くの半導体メーカーが興味を示しました。ARMは2020年には全てのスマート機器に適した1,000億個のチップを販売すると予測しています。このチップは今後AIの深層学習に使用されます。エッジ計算は人間が使用する全てのもので利用されるでしょう。そしてブロックチェーンは全てのBytomノードで機能します。

AIチップの数が増えると、Bytomのユーザー数が増え、Bytomの計算力も高まります。

Bytomのオープンソースは既に公開されています。MatpoolはBytomのマイニングプールでクラウドAIの最初の一歩を実現するためにオンラインになっています。

どのようにしてブロックチェーンコミュニティーを創り上げるか | Roc She氏

ブロックチェーンで形成されるコミュニティがどのように成長してより強くなるかはAIが鍵を握っている、とJarvis +の創設者であるRoc Sheは第11回のTechnology Salonの“Chainge“ – Chain / AIでの講演で語っています。

Jarvis+の創設者はMicrosoftの中国支社でAIのでテクニカルコンサルタントとして、次世代のMicrosoft製品アプリケーションの開発に注力しました。Roc She氏はYoudao, CITIC, Autohomeと言った様々なマイルストーンプロジェクトにMIcrosoftのAIテクノロジーを導入しました。また、インターネット,技術協力,

ブロックチェーンにおけるAIコミュニティーの必要性

昨今のAIの重要性は生産率向上の可能性と大きく関係している、とShe氏は言及しました。

これはIM, Webページ, またはアプリケーション通信の分散サービスであるJarvis+ にも当てはまります。また、個人のトークンアシスタントであり強力なAI通信のインフラ構造でもあるのでブロックチェーンの実用例シナリオに組み込むことができます。

She氏は次にこう話しました:

「Jarvis+の目的はAIを用いてブロックチェーンコミュニティを活発化させることです。コミュニティを運営するためにはより多くの人に参加してもらう必要があります。AIを使ってデータを分析して自然言語や音声を使用できるようにすることで参加への障壁を低くすることが可能です。」

そしてこう続けました:

「ブロックチェーンはプロセスを透明化する特徴があるので前までは得られなかった大量のデータを得ることができます。」

Jarvis+の場合、『勾配』の考え方がコミュニティー活動を増やしてそれによってトークンの流通を活発化させることが望まれます。She氏はAIが人々のコミュニケーションにおける障壁を打ち破り、彼らを一つにする手助けになることを願っています。

Jarvis+のサービスと価値提供

  • アシスタント:Jarvis+は分散型のボットサービスで、ブロックチェーンを用いた個人のアシスタントの役割を果たします。AIインタラクティブエンジンが埋め込まれています。
  • スマート契約:特定のアプリケーションで話したりタイプすることでJarvis+を介してスマート契約を作成することができます。
  • アナライザー:Jarvis+はブロックチェーンと人との間の論理を分析し、人間関係の構築に役立つアナライザーです。
  • トラフィック:Jarvis+はパートナーがそのユーザーと接点を持つのを手助けする個人間ハブとして機能しています。
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