ディズニーがブロックチェーン技術を開発
ミッキーマウスやドナルドなど、大人気キャラクターでおなじみのディズニーがオープンソース型のブロックチェーン、「dragonchain」を開発しました。 これまでも、ディズニーは常にテクノロジー利用の最前線に立ってきました。 例えば、マジックバンドというリストバンド型のツール。ディズニー直営ホテルで無料でもらえるバンドは、これだけでルームキーやパークチケット、ファストパス、財布になるという優れものです。 そんなディズニーがブロックチェーンの分野に参入するのは自然な流れと言えるでしょう。
ディズニーが使うブロックチェーンのdragonchainとは
dragonchainはウォルトディズニー社で開発されたブロックチェーンプラットフォームです。安全な資産管理システムを開発するために構築し始めましたが、2016年にオープンソース化されました。 ブロックチェーン技術を利用して全ての取引が記録されるという点は、ビットコインやイーサリアムといった他の暗号通貨と同じですが、dragonchainでは、一部の情報は非公開で一部は公開されるという特徴を持っています。
元々、ディズニーのプライベートなブロックチェーンプラットフォームとして開発されましたが、今のところ、ディズニーの事業など具体的な活用方法は明言されてません。
Dragonchainの特徴
Dragonchainの大きな特徴は、イーサリアムにも導入されているスマートコントラクトが、馴染みのあるプログラミング言語で利用できるという点。 ビジネス利用を目的に、アプリケーションの統合やデータ保護、他の複数の暗号通過のサポートなどを通じて誰でもかんたん・安全に使うことができます。
Dragonchainのプラットフォームは、Javaやpython、NodeやC#といった比較的かんたんな言語を使用していて、スマートコントラクト(取引で行われる契約を自動で実行・保存する機能)も搭載されています。
ディズニーの開発チームの目標
開発チームは、企業がわざわざ高度な専門知識を持つ開発者を雇うことなく、かんたんにブロックチェーンを利用できることを目標に掲げています。ブロックチェーンに馴染みがない人たちでも利用できるように簡略化された分散型システムと、既存のソフトウェアアーキテクチャを統合させようとしています。 これによって、利用者はセキュリティなどの心配をすることなく通信や様々な処理などをおこなえるようになるようです。こうした技術を一般化する事が世の中に与える勝ちというのは計り知れません。
まとめ
アニマトロニクスからデジタルアニメーションまで、新興テクノロジーのパイオニアとして常に私たちにワクワクを提供してきてくれたディズニー。これからも最新のテクノロジーを使ってあっと言わせるような方法でワクワクさせてくれることに期待です。