Fintech ブロックチェーン 人工知能 企業 基礎 技術

AI(人工知能)はどのようにしてブロックチェーンと共創していくのか

投稿日:2017年12月4日 更新日:

AI(人工知能)はどのようにしてブロックチェーンと共創していくのか

ブロックチェーンは非常に革新的な技術ではありますが、完璧ではありません。そこには、いくつかの課題が存在しています。

技術的なものや、金融サービス業の昔ながらの文化に由来するものもありますが、AIによってそれらの課題を解決できる可能性があります。

  • AI(人工知能)はどのようにしてブロックチェーンを変えていくのか
  • マイニングによる電気コストとAI
  • ブロックチェーンのスケーラビリティ問題
  • ブロックチェーンのセキュリティ問題とAI
  • ブロックチェーンのプライバシー問題
  • データの扱いとブロックチェーン × AI(人工知能)

マイニングによる電気コストとAI

多くの人が知るようにマイニングすればするほど電気代が増えていきます。つまり、マイニングでお金を稼ぐにはマイニングでお金を稼ぐにはコストをかけなくてはなりません。

AIによるマイニング最適化

しかしながら、AIを導入することで、エネルギー消費の最適化を行い、非常に効率的にエネルギー運用を行うことができる事が既に証明されています。

そこで、ブロックチェーンのマイニング作業においても同様の技術を用いて同様の結果が得られるのではと期待が寄せられています。

AIによるエネルギー利用の最適化がマイニングにも適用できれば、ハードウェアにかかるコストを削減することができます。

ブロックチェーンのスケーラビリティ問題

ブロックチェーン(ビットコイン)のスケーラビリティ問題はハードフォーク問題でご存知の方も多いでしょう。

ブロックチェーンは安定した10分ごとのペースで1MBの取引記録を分散台帳に記入しています。その結果、チェーンがどんどん増えていきデータの容量に限界がきているという問題です。

そのため、ビットコインのSegWit(ブロックサイズは1MBのまま、ブロック内の取引記録の情報量を増やす)や、ビットコインキャッシュ(1MBから8MBと容量そのものを大きくする)のハードフォークが実行されました。

サトシ・ナカモト本人はブロックチェーンのスケーラビリティに関して当初、剪定モード(blockchain pruning)を言及しています。剪定モードとは過去の不要なトランザクション・ブロックを削除して保存しないようにするものです。

AIによる分散システム

もちろん、それは有効な解決手段ですが、AIは他の新しい解決策を提案してくれると言われています。それがフェデレーション・ラーニングです。

簡単に言うと、フェデレーション・ラーニングは多くのユーザーがサービスに集中する時にクラッシュしないために利用されます。

このフェデレーション・ラーニングには機械学習技術の応用が進められており、今後ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決する技術として注目されています。

ブロックチェーンのセキュリティ問題とAI

ブロックチェーンを実質的にハッキングすることが不可能であっても、アプリケーションやウォレットはあまり安全でない場合があります。(DAO、Bitfinexなどの問題)。

この先、機械学習の進歩で、AI(人工知能)はシステム構造を理解し、安全なアプリケーションの利用を保証してくれるようになる可能性があります。それはブロックチェーンが発展するための大きな味方となるでしょう。

機械学習によってスパムメールの判定などができるように、セキュリティ問題はAIの力で徐々に解決されてきています。

ブロックチェーンのプライバシー問題

個人情報を企業が流出させて多額の損害賠償を受けるニュースをよく耳にするように、企業にとって個人情報の保護は重要課題です。

まだまだ成長過程のプライバシー系ブロックチェーン

その課題をブロックチェーンで解決させようとする動きもあります。MITメディア・ラボが開発する分散型クラウドコンピューティング技術「エニグマ(εnigma)」やJPモルガンが投資を行っている「Zcash」はプライバシー問題を解決するブロックチェーンとして期待を集めています。

しかし、この二つのブロックチェーンはスケーラビリティとセキュリティに対して課題が残っています。

今後、その課題をAIがどのように変えていくのか成長の余地が大きく残されています。

データの扱いとブロックチェーン × AI(人工知能)

将来的に、すべてのデータがブロックチェーン上で利用可能になり、企業が直接、所有者からデータを購入できるようになるかもしれません。

そのためには、アクセスを許可し、データの使用状況を追跡し、どのような動作を行うべきなのかを一般的に理解する助ける事が必要になります。

ビッグデータの管理は人工知能の仕事

ビッグデータを一つ一つ管理する事は人間には不可能です。。またデータの運用をリアルタイムで行うためには自動化が必須です。これらは人工知能の仕事になっていくでしょう。

まとめ

ブロックチェーンは通貨の値動きなどで注目されることが多いですが、金融以外の様々な分野で応用できる技術として世界中で開発が進められています。

AI×ブロックチェーンのように、技術の融合によって、新しいイノベーションが生まれ世の中が豊かになっていくのが楽しみです。

参考リンク:The convergence of AI and Blockchain: what’s the deal?

-Fintech, ブロックチェーン, 人工知能, 企業, 基礎, 技術

関連記事

EXE Lite第1回初心者向けイベント!ビットコインとブロックチェーン入門セミナー

初心者向けブロックチェーンイベント第1回レポート ブロックチェーン分野に携わる、または興味のある方々を対象とした少人数制の初心者向け勉強会「BlockchainEXE Lite」を開催しました。 Bl …

どれくらい知っていますか?世界のブロックチェーンサービス例まとめ(2017年度版その1)

ブロックチェーンサービス一覧 経済産業省資料より引用 ▼PICK UP ブロックチェーンサービスその1:ギフトカード交換ブロックチェーン GyftBlock(ギフトブロック) ブロックチェーンサービス …

気軽にできる!ブロックチェーンの仕組みが理解できるおすすめ勉強本5選(初心者〜上級者編)

ビットコインって何?Fintechって何?そしてブロックチェーンって何?っていう人に送る「ブロックチェーンの仕組みを理解するためのオススメ本5選です! 目的やレベルに合わせて、それぞれのニーズに合わせ …

Blockchain EXE 第3回イベント「 ブロックチェーンの仕組みと個人情報 ー最新動向とデーター」

第三回ブロックチェーンイベントのレポート こんにちは! 渋谷ヒカリエにてBlockchain EXE ミートアップイベント#3を開催いたしました。第1、2回に続き今回も現場でブロックチェーンに携われて …

フィリピンSECがICOを有価証券とする声明〜拡がるビットコインの可能性〜

経済発展の著しいフィリピン 平均年齢が23歳と、ベトナムなど周辺国に比べ圧倒的に若いフィリピンの経済成長率は大きく注目されています。The World in 2050From the Top 30 t …