Blockchain EXE Legal#1「ブロックチェーンの社会実装と法規制」
Blockchain EXE Legalに関して
河﨑 健一郎 | 株式会社ケンタウロスワークスCEO / 弁護士 アクセンチュア東京オフィスを経て弁護士に。ブロックチェーン、スマートコントラクト、AIの法実務への適用に取り組んでいる。 |
Blockchain EXEは、昨年の4月に立ち上がったエンジニアを中心とするコミュニティです。回を重ねるごとに参加者が増え、述べ2千人を超えました。また地方開催や海外開催なども続いており、世界的な規模のコミュニティにだんだん育ってきているのかなという感じです。
また、質的にも広がりを見せておりまして、対象者を玄人に絞った Blockchain EXE Code、初心者向けのBlockchain EXE Lite、ビジネススキームの検討を行うBlockchain EXE Whitepaperなど、様々な分科会が立ち上がっております。その中のひとつとして、今必要なのではないかということで提案されたのが今日のこのLegal分野ということになります。
Legalの分野、あるいはレギュレーションという部分に目を向けるようになったということは、まさにブロックチェーンという技術が社会実装を真剣に考える段階に入ったことを意味しているのではないかと考えております。
この一年、ブロックチェーンや仮想通貨をめぐるさまざまな動きがありました。Coincheckの問題以降、規制的にも非常に厳しい方向に変化してゆく中、(一社)日本仮想通貨交換業協会が設立されるさるという、非常に大きな嬉しいニュースも飛び込んできました。
第1回となるBlockchain EXE Legalは、『ブロックチェーンと法規制』と題しまして、ブロックチェーンに関する法規制の全体を概観する回として設定いたしました。